海外への荷物の送り方・知っておくべき注意点

オランダ生活

オランダ移住に際して、衣類や靴、参考書類、その他生活必需品をある程度、国際郵便で送りました。

海外への荷物の送り方、勘所を紹介します。

 

⒈ 費用と到着日数のバランスから郵便局のSAL便で送ろう

海外に荷物送る際にまず気になるのが

・費用
・到着までの日数
・大きさや重さの制限
・何で送るか(宅急便?郵便局?船便?航空便?)

です。

これらの疑問を一発解決してくれる便利なサイトがあります。

送料の虎の巻

こちらのサイトでは、箱の大きさと重量、送り先の国を入力すると各機関の費用と必要日数を教えてくれます。

例えば、今回の僕の場合、一番大きな箱は75×56×50cmほどの箱です。
これは国際宅急便対応サイズ表でいう170サイズです。

仮に入れた荷物の重さを10kg20kgで調べてみましょう。
オランダへは最大20kgまでです。国によって違うので事前に調べましょう)

今回僕が使った1番大きな箱

今回僕が使った1番大きな箱

 

料金比較の結果は以下のようになります。

重さ10kgの場合

重さ10kgの場合

 

重さ20kgの場合

重さ20kgの場合

 

郵便局の船便が1番安いけど約2ヶ月かかります。
逆にupsやFedExは目ん玉飛び出るくらい早い(2日)ですが10万円越えで話になりません。

そうなると郵便局の国際小包の航空便かSAL便で悩むところでしょう。

1週間と2週間にどれくらいの違いを感じるかによりますが、自分は大した違いではないと思いました。そして、なるべく節約したい場合にはやはりSAL便がお勧めです。

 

結果に上がってこなかったクロネコヤマトの宅急便でも調べてみました。

スクリーンショット 2016-07-22 19.08.45
スクリーンショット 2016-07-22 19.04.57

ご覧のように、宅急便の方では160サイズまでしか扱いがありません。
今回僕が使用した170サイズは送れません。

オランダはゾーン3になります。
なんと170サイズより小さい160サイズでも料金は3万円を超えます。

やはり、コスパで選ぶなら郵便局のSAL便です。

 

⒉ 伝票の書き方

次に伝票の書き方です。

ここでは郵便局のSAL便を例に解説します。

伝票は郵便局に行けばもらえます。

実際の書き方は下の写真を参考にしてください。

スクリーンショット 2016-07-22 19.50.00

送る内容品や個数、大体の値段なども一応書かなくてはならないのが少々面倒です。

内容品のところにPersonal Use(個人的に使うものだよーん)と書いておくと良いそうです。

送り主のところは日本語でもなんとかなるかもしれませんが、それ以外は当然英語で記入します。

内容品の英語訳の表が日本郵便のサイトにあります。
参考にしましょう。↓
内容品の英語訳一覧・日本郵便

 

内容品の記入欄に、それぞれの細かい重量も書く欄がありますがそこは空欄でも問題なく届きました。

郵便局のSAL便の場合、一度に何箱も送る場合で、それらの荷物の内容品の総価格が20万円を超える場合には別途それぞれの箱に対して記入しなくてはならないINVOICEの用紙が存在します。
忘れないようにしましょう。

 

 

⒊ 注意点

今回、日本から大小合わせて約20個の荷物を送りました。
その上で気がついた注意点はズバリ

①頑丈な段ボール箱を使う!
②衣類には湿気取りシートを入れる
③重い物は下に入れる
④隙間を作らないように詰める
⑤重量を重たくし過ぎない

です!

①頑丈な段ボール箱を使う!
まず、海外に荷物を送る際の大前提として、丁寧には扱ってもらえない!と思っておいた方が良いでしょう。
ヤワな箱で送ると、到着時には箱はボロボロ、中身は潰れている、もしくは中身が落ちて減っているなんてこともあります。

海外までの長い道のりを様々な人の手を借りて送られてくる訳ですから、耐久性の高い箱を用意しましょう。国際郵便専用の段ボールも売っています。

今回、自分は幾つかはあまり頑丈でない箱で送りました。
それらの到着時の姿は見るも無残でした。

送る前の状態

送る前の状態

送る前の状態

送る前の状態

 

到着時の状態

到着時の状態

到着時の状態

到着時の状態

 

②衣類には湿気取りシートを入れる
送られてきた箱は、以外と湿気で箱がシナシナになっていたり、少々カビ臭いものもありました。
中身が衣類などの場合は、気になります。
以前ドイツに留学していた際に経験していたので、今回は湿気取りシートを購入しました。
湿気取りシートを一番底、衣類の間、一番上と挿入しておきます(ミルフィーユ状)。
すると到着した衣類はカビ臭くなく大丈夫でした。

③重い物は下に入れる
これは国際便に関わらず、荷詰めの鉄則かもしれませんが。
④隙間を作らないように詰める
どうしても隙間ができる場合には、新聞紙やプチプチ(緩衝材)を詰めて中身が動いてしまわないようにしましょう。
箱の中身を一体化させソリッドにしておいた方が、多少の衝撃にも耐えられます。
⑤重量を重たくし過ぎない
どうしても、箱の個数を減らすために1箱に最大重量のギリギリまで詰め込みたくなります。
オランダの場合は1箱最大20kgまでです。(送り先の国によって多少変わります)

人間誰しも、重たい荷物は早く手放したくなります。
結果、運搬作業の間にドサッと置かれたれ、放り投げられたり、乱雑に扱われる確率が上がります。
(現に軽い箱ほど到着時の状態が綺麗でした)

さらに、自分にとっても重すぎることは不可になります。
海外には、風情ある古い建物のアパートが多く、エレベーターがないことはザラです。
1箱ならまだしも、何個も20kgの箱を階段で運ぶのには骨が折れました。

 

⒋ まとめ

海外に荷物を送る際には、費用と日数のバランスから郵便局のSAL便を使うことをお勧めします。

伝票の書き方は一度書けば簡単です。

内容品の欄に Personal Use と書き込むことを忘れないように!

以下の5つの注意点

①頑丈な段ボール箱を使う!
②衣類には湿気取りシートを入れる
③重い物は下に入れる
④隙間を作らないように詰める
⑤重量を重たくし過ぎない

に気をつけて、なるべく良いコンディションで荷物が届くように頑張りましょう!!

 

【今日のオランダ語】

この荷物は重たい。
Deze tas is zwaar.(デーゼ タス イス ヅヴァール)