厚い壁・閉ざされゆく道・海外での教育レベル評価の現実

厚い壁・閉ざされゆく道・海外での教育レベル評価の現実

オランダで口腔外科医への道は未だ厳しい戦いを強いられています。

次々に突きつけられる現実に、その道は閉ざされてゆくばかりです。

それでもそこにたどり着いた先人の凄さを改めて実感するばかりです。

 

 

⒈ 教育課程の評価

 

海外で大学に入るには、また医師や歯科医師のような資格関係の仕事に就きたい場合、

たいてはそれ以前に自分が受けてきた教育の充足度評価を受ける必要があります。

 

自分が働きたい国で要求されるレベルと、自分が教育を受けた国(自分なら日本)でのレベルが同等であるか否かを評価してもらう必要があります。

 

オランダでもこのSufficiency check が必要です。

とりわけ、EU圏外で教育を受けたものは必須とされています。

逆に、教育を受けた国がEU内の国であれば、EU内のほとんどの国で通用します。

 

評価に必要な書類、評価機関、評価方法、申請方法は国によって違うでしょうし、地道に調べ上げるしかありません。

 

オランダの場合、大学に入学申請する場合は大学に帰属する評価機関に依頼します。

申請にあたって、その大学で定められた形式の書類を漏れなく提出しなくてはなりません。

ほとんどの大学がこのようなスタイルをとっています。

 

それらとは別に、インターナショナルな学生のための政府の評価機関が存在します。

 

また、とりあえず早く歯科医師として働きたいという場合には、国の専門機関に必要書類を提出する必要があります。

歯科医師免許の同等性の評価を受ける必要があるからです。この場合、オランダ語の語学国家試験(NT2)に合格していないと評価すらしてもらえません。

 

 

⒉ 評価結果に見える厳しい現実

 

さて、そんな自分もオランダの大学(メディカルプログラム)に入学申請すべく、教育レベルの評価申請をしました。

入学申請をする大学帰属の機関と政府の機関の両方に評価申請をしました。
(どちらか一方でも良いのですが念のためできることは全てやっています)

 

それぞれの機関で必要となる書類が違うので、その準備だけでも膨大な時間がかかります。

人の助けも必要です。

お金もかかります。

大学に評価をお願いする場合は評価料は大抵無料です(有料のところもある)。

政府の機関に依頼する場合は有料です。(約2万円〜3万円)

 

大学に直接申請した評価結果はまだ出ていません。

政府機関からの結果が出ました。

 

評価結果は、

日本での高校卒業 → オランダのhavoレベル(医学部入学申請資格なし)

日本の歯学部卒業
国家試験合格
臨床経験12年
口腔外科認定医取得 → オランダの歯学部4年生と同等レベル

でした。

 

うーん、厳しい。

予想外です。

またしてもゴールが見えなくなりました。

まだゼロではないにせよ、70%くらいあった可能性が5%くらいに暴落したイメージです。

針の先ほどの穴でも開けられれば、そう思っています。

 

 

このような類いのことに関する情報は、まだまだ前例が少ないためか検索してもなかなか出てきません。

情報不足です。

今回の事例が、今後同じような挑戦をする方の一助になればと思います。

 

 

【今日のオランダ語】
彼は私がその会社のウェブサイトを見るべきだと言う。
Hij zegt dat ik de website van het bedrijf moet bekijken.
(ヘイ ザヘトゥ ダットゥ イック ドゥ ウェブサイトゥ ファン ヘットゥ ベドゥレイフ ムートゥ ベケイケン)