手打ち蕎麦で迎える新年・自作年越しそば!海外にいても蕎麦が食せる人生

そば打ち オランダ生活

2017年になりました。

日本の伝統文化に年越しそばがあります。

蕎麦好きの自分は、当然ながらオランダでもその文化は守ります。

蕎麦が好きだから。

 

 

⒈ オランダで4回目の手打ち蕎麦

 

2016年の年越し蕎麦は自ら打ちました。

今回で、オランダに移住後4回目のそば打ちです。

1年の締めくくりに食べる蕎麦ですから、おのずと気合が入ります。

 

まずはいつものごとく、セッティングを行いそば打ちブースを作ります。
使用する蕎麦粉は北海道産の蕎麦粉です。手元にある日本産の蕎麦粉はこれで最後になります。
打ち粉がないため、オランダで購入した蕎麦粉で代用します。

そば打ちブース

蕎麦粉

 

小麦粉

オランダの蕎麦粉(打ち粉に代用)

 

今回は蕎麦粉500gに小麦粉125gの二八蕎麦です。修行時代は1kg玉で打っていましたが、手持ちの鉢がやや小さいので、減らしています。
水はスーパーで購入してきたミネラルウォーターを使用します。

準備万端。

後は、来年への熱い思いを込めながら蕎麦打ちを行います。

 

粉を振るいにかける

水回し

 

練り

延し

 

綿棒での延し

角出し(四つ出し)

 

延し

たたみ

 

切り

細打ちです

 

完成

綺麗に打ち上がりました

 

 

⒉ 手打ち蕎麦・実食

 

2016年12月31日。

新年を迎えるカウントダウンの前に、友人を招いて年越しそばを食しました。

今回は加水も理想通りで、思い通りの細打ち蕎麦に仕上がりました。

打ち粉の問題は完全には解決していませんが、とりあえずオランダの手に入る蕎麦粉でもなんとか代用できるようです。理想は日本産の御膳粉ですが、オランダでは手に入りません。

大きめの鍋で丁寧に一人前ずつ40秒ほど茹でます。
冷水でキュッと締めつつ滑りをとります。
日本から持参したザルに盛って雰囲気もバッチリです。

 

蕎麦の香りもしっかり感じれる良い蕎麦に仕上がりました。
久々に食べる自作の蕎麦は、思い入れも相まって格別の味です。
良い1年の締めくくりになりました。

 

年が明けて元旦の昼には、かけそばにして食べました。
揚げ玉も作り、トッピングに加えます。こちらも美味しくできました。

 

 

 

 

⒊ 蕎麦打ちができる喜び

 

海外で生活していると、様々な日本食が恋しくなります。
刺身、お寿司、ラーメン、焼き鳥、蕎麦。

そっれっぽいものはオランダでも手に入りますが、なかなかリアルなクオリティのものは手に入りません。そういう意味でも、蕎麦が打てることは自分にとってはかなり強みになります。

日本の病院を退職後、オランダ移住前に3ヶ月間みっちりとそば打ち修行をしました。
本当に修行をして良かったと思います。お師匠様に感謝です。

大好きな蕎麦が、自分で作れるわけですから。

自作の手打ち蕎麦で良い1年の締めくくりと、良い1年のスタートが切れました。

 

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オランダで手打ち蕎麦・海外で手に入りづらいジャパンクオリティ・無い物は作り出す

 

以前、お礼に私が描いたお師匠様の似顔絵です。
お店に飾ってくださっています。

 

似顔絵や医療用シェーマの注文も受け付けています。

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医療用イラスト注文

 

【今日のオランダ語】
初雪が降りました。
Er is eerste sneeuw gevallen.
(エア イス エルステ スネーウ ヘファレン)