オランダ語には、英語で言うところの” at “に当たる単語がありません。
他の前置詞を使い分けて対応しています。
覚え込むしかないようです。
⒈ 英語の” at “ |
英語で言う” at “は主としてある一点を表す時に使用されます。
・場所の一点
・位置の一点
・方向の一点
・時の一点
など、概念的にとある一点を示す時に使います。
逆に言えば、
狭い、限定された一ヶ所を示したい時には” at “を使えば良いのでとても便利です。
しかし、オランダ語にはこの万能な” at “がありません。
勿論、” at “に対応する別の前置詞がありますが、
色々あって使い分けなくてはいけません。
ざっと例を表にすると、
![Dutch English](http://www.chiptankoyama.com/wp-content/uploads/2017/11/img_dutchat.png)
上の表の左がオランダ語、右が英語です。
英語は全て” at “で表現できますが、
オランダ語だと、” in, op, bij, naar, om “となります。
それぞれ、
オランダ語 英語
in in
op on
bij by
naar to
om 時間
と言う対応にはなりますが、
とにかく、ひとまとめにした” at “に当たる便利な単語はないのであります。
⒉ 覚えるしかない! |
オランダ語学校の先生に聞いても
これは感覚で覚えるしかない!と言われます。
場所の一点だけみても、場所が変われば前置詞が変わります。
例えば
「私はパンを〇〇で買います。」と言う文で、
〇〇によって使う前置詞が違います。
・市 場で買うなら→ op de markt
・スーパーで買うなら→ in de supermarkt
・パン屋で買うなら→ bij de bakker
いやぁー、不思議!
また、上の表にもあるように
時間を言う時の”at”は必ず ”om”
日にちを言う時の”on”は必ず ”op”
になります。
そのほかには
英語 オランダ語
・at a point → op een punt
・arrive at the destination → aankomen op de bestemming
・at the age of seven → op mijn zevende, toen ik zeven
・at a second attempt → bij de tweede poging
・at breakfast → bij het ontbijt, tijdens het ontbijt
・I’m good at tennis. → Ik ben goed in tennis.
といった具合です。
それぞれの前置詞の根本的な概念を抑えれば
使い分けが身についてくるのだと思いますが、
最初は戸惑いますね。
さ、勉強しよう!
かつて、福澤諭吉も学んだオランダ語(蘭学)です。
千里の道も一歩から!
【今日のオランダ語】
日が照ると幸せになる。
Ik word blij van zonneschijn.
(イック ヴォルドゥ ブレイ ファン ゾネスヘイン)