最新作が最高傑作!毎回前回を上回る!を厳守する・スキルアップの近道

Chest out! 小山慶介 イラスト

最新作が最高傑作を意識しましょう。そうすれば、おのずと技術は向上します。

 

 

⒈  “最新作が最高傑作” 理論でスキルもアップ

 

最新作が最高傑作。

毎回、ベストパフォーマンス。

これを意識し続けると、必然的に技術が向上します。

 

何事においても言えることですが、何かに絞っても良いでしょう。

仕事、趣味、家事、ルーティーン。

仕事の中でもさらに細分化して、どこか一点に照準を合わせるのでも意味があると考えています。

 

最新作が最高傑作。

自分としては、少なくとも前回できた事(クオリティー)は再現できている事を大前提にしています。前回のクオリティーは下回ってはいけないルールを自分に課します。さらに、できれば少しでも前回を上回っている事を意識します。

これを繰り返す事によって、一生懸命挑んで出来た事(クオリティー)が数回後には当たり前の事になっていきます。そこにさらに新しい技術を加えていきます。そしてそのまた数回後には、その新しく加えた技術も当たり前な事になっていきます。

 

こうして、少しづつでも雪だるま式に自分の技術的な武器を増やしていくのです。

すると、必然的に最新作が最高傑作になり、自分の持っているスキルの引き出しが増えていきます。

 

前回よりクオリティーが下がっても仕方がないこともある。

これは、何がしかの理由で起こりうることかもしれませんが、そう思いながら取り組んではダメだと考えています。まぁいっか、という甘えが生じます。

前回よりも後退は無い。この想いだけは厳守しましょう。

 

 

⒉ イラストは毎回最高傑作をめざす

 

自分の場合、このルールを課している事の一つがイラストです。

似顔絵やイラストを人の為に描くようになって30年近く経ちます。

知らぬ間にそうなっていましたが、新しい絵を描く時には、毎回最高傑作を目指しています。

最高傑作なんて言うと大げさに聞こえるかもしれません。要するに、今の自分の最高傑作ということです。
前回の作品より少しでも良い作品を描く事を意識しています。

 

必ず前回作を超えることは困難だとしても、前回策を下回る事だけは絶対に許されません。

イラストは、見る人が変われば評価も変わるものです。客観的に毎回最高傑作と定義づける事は無理です。

 

・毎回、最高傑作を描くこと。
・少なくとも前回作は絶対に下回らないこと。

この2点を義務として自分に課すという事です。

 

そして、これは絶対に厳守します。

 

他人からの評価でなく、自分での評価だと判断が甘くなると考える人もいるかもしれませんが、決してそんな事は有りません。

イラストを描いている最中や描き終わった時の感覚で、自分でその作品の出来の良し悪しは分かるものです。そして、自分で自分は誤魔化せません。自分の持ちうる技術を最大限出し切れたかを自分に問うのです。

自分の評価を自直に受け止めて、前回作を上回れていないのなら、描き直す事も躊躇してはいけません。

 

 

例として、大学生の頃(約20年前)に描いた某俳優の似顔絵と、一番最近にご依頼で描いた似顔絵です。
描く道具も、描き方もも違っています。差は歴然です。

(どちらの描き方が好きかは見る人次第ですが。)

小山慶介 Keisuke Koyama イラスト

大学生の頃に描いた俳優の似顔絵

イラスト 小山慶介

一番最近に描いた似顔絵

 

 

必ず、一歩でも、1ミリでも、(単位は何でもかまいませんが)前回作の上を目指すのです。

結果的に、最新作が最高傑作であり続けます。

 

 

⒊ 自分の人生(仕事、趣味、家事、ルーティン)に当てはめよう

 

私の場合は、イラストも仕事と言えますが、仕事歴はまだまだ短いです。

口腔外科医としては日本で12年間仕事をしました(内1年半はドイツに留学)。
現在はオランダにて留学中です。

 

口腔外科治療も同じです。
患者さんが変われば、治療に対する捉え方や感じ方は変わります。希望も変わってきます。こちら側がベストを尽くしても、結果が伴わないことも起こりうる可能性はあります。

逆に、患者さんが過大に評価してくれることもあります。

 

ここにおいても、最も重要な事は前回よりも進歩しているという自身の実感の有無です。

進歩度合いは少しでも構いません。後退があってはならないという事です。

 

自分で決めた軸で自分を評価します。
他人の評価だけに左右されていては、本当に進歩しているかの評価が曖昧になり結果にブレが生じます。

 

この実感がないのにもかかわらず、良い結果が出ても裏打ちのある自信につながりません。

この実感があるのであれば、評価が伴わなくても前進している証拠です。

この実感があって、かつ結果に結びついているのであれば理想的です。

 

自分の仕事、趣味、人生に当てはめてみましょう。

 

 

【今日のオランダ語】
え?何て?(何て言いました?)
Wat zeg je?
(ヴァットゥ ゼッヘ イェ)