現役口腔外科医が描く医療用イラストの強み・二足の草鞋を履く!

小山慶介 Keisuke Koyama イラスト

二足のわらじ(草鞋)を履いています。

自分としては、当然良い意味で履いています。

 

 

⒈ 二足の草鞋を履く

 

本来の意味は、両立し得ないような二つの職業を一人ですること。また、相反するような仕事を同じ人が兼ねること。

一人の人間が二足の草鞋を同時に履くことはできないことから、同じ人が普通は両立しないような仕事を一人ですることをいます。

江戸時代に、博徒(ばくと)が十手を預かることを「二足の草鞋」といったのがはじまりです。つまり、博打打ちが十手を預かり、同じ博徒を取り締まる捕吏(ほり)を兼ねていたことから生まれたことわざとなります。

 

昔は公的な仕事のほかに、それと相反する仕事をもつ場合が多く、あまり良い意味合いではなかったそうです。しかし現在では、多く二つの仕事を同時にこなす場合に良い意味で使われることが多くなってきています。

 

ということで良い意味で”二足の草鞋”を履いています。

そしてどちらの草鞋もハイクオリティーを目指しています。

 

口腔外科医であり、イラストレーターです。

 

この二足の草鞋は実は非常にリンクしています。口腔外科医が描く医療用イラストだからこその強みがあると考えています。

 

 

⒉ 口腔外科医が描く医療用イラストの強み

 

自分が医療用イラストを描く上での最大の強みは、臨床を知っているということです。

実際の臨床知識、臨床経験があるとないとではイラストの勘所が描けるか否かに大きく関わると思います。

 

私は口腔外科医なので、歯科治療と口腔外科治療の両方ができます。ですから、歯科と口腔外科領域に関するイラストはなお得意な分野と言えます。

自分は大学病院、歯科クリニック、国立病院で勤務したことがあります。大学病院や国立病院はいわば総合病院なので、医科領域の他科との交流も頻繁にあります。国立病院時代には、他科の手術を実際に見学させていただくこともできました。

ゆえに、他の医科領域のイラストでも対応は可能だと考えています。もちろん、すべてを知っているわけではありませんが、実際の現場を知っている分、何を的確にどう表現すれば良いかを把握することができると思います。

 

研修時代、臨床に出てから痛感した事は、知識と技術は必ずしも相関しないということでした。やり方を知っていても、最初は上手くできない手技もあるものです。何度も経験を重ねていくうちに、その手技の勘所がわかり、技術も上達していくのです。こうして得た、体で覚えている勘所というのは、本からでは学べません。自身が己の体で体得した貴重な知識(技術)なのです。

 

そう言った基礎というか裏打ちがあってこそ、その勘所がイラストに生きてくることが多々あると考えています。臨床家が表現してほしい所を的確にイラストで表す。かゆい所に手が届くとでもいいましょうか。

それが出来ることが、現役口腔外科医の描く医療用イラストの強みだと考えています。

 

臨床も、イラストも、日々本気で向上に努めています。

 

 

 

【今日のオランダ語】
私のこと覚えていますか?
Weet u nog wie ik ben?
(ヴェートゥ ウ ノッホ ヴィー イック ベン)