不安を跳ね除ける最強マインド「どうにかする精神」・海外で医療者への道!Vol.6

メンタル



大抵のことはどうにかなる。

いい加減なようで、実は真理をついていると私は思います。

目次
1. はじめに
2. 不安の正体は幻想
3. どうにかする精神
4. 未来の自分を信じる覚悟
5. 身の丈以上の挑戦がもたらす効用


はじめに


大きな挑戦をするときに、どうしても足がすくむことはあると思います。

その原因の最たるは、不安と恐怖です。

思い描いていた通りにいかなかったらどうしよう。。。

その上、

どうにもならなくなったら、さらにどうしよう。。。

ことによっては、想像しただけでも身震いしてしまうかもしれません。

でも、どうにかなるものです。

なぜなら自分の人生だからです。

どうにもならないまま放置はできません。

結果的に自分でどうにかするものです。

「どうにかなる」だといささか他人事、もしくは外的な力によって事態が好転することを待っているだけ、

の様に聞こえます。それでは他力本願になってしまいます。

従って私は、

他力本願ではない「どうにかなる精神」=自分で「どうにかする精神」と捉えています。

どうにもならない時、人はどうにかするものだと思っています。

どうするのかはその時点ではわからないかもしれません。

それでも、どうにもならなそうな状況に陥ると、何かしらの策を講じて、どうにかするのです。

そう思っていたし、実際にそうだと実感もしました。


不安の正体は幻想


私の場合は、日本で職場を辞め、威勢よく海外に出てきたものの、

何にもなれなかったら。。。どうしよう。。。

その時、自分は、家族は、どうなる?? 

そういう不安でした。

どうしたって、大きな決断をするときに、希望通りにならなかった時のことを不安に思うのは、

人間として仕方のないことだと思います。

私もその不安は常に持っていました。

不安をゼロにすることは難しいかもしれませんが、なるべく気にしなくすることはできました。

忘れてはいけないのが、不安の正体はまだ現実になっていない幻想だということです。

まだ起きていない架空の状態に翻弄されているわけです。

まだ起きていない事柄を、どんなに不安がっても、今の現実は変わりません。

不安になって動けないくらいなら、それは ”幻だ” と言い聞かせて行動をしたほうが前に進めます。

事態が好転する可能性も増します。


どうにかする精神


場合によっては、ことの重大さが違う、ダメだった時に被るダメージの大きさが違う。

不安は幻想だと言われても、足がすくむという思いもわかります。

ですが、ことの重大さが大きほど、人はどうにかするものだと思っています。

つまり、

どうにもならなくなったら、どうにもならなくなったなりに、

自分でその時点での最善の選択を、どうにか絞り出して、

どうにもならないと思っていた状況を,

どうにかするはずです。

私はそう思ってやってきたし、今でもそう思っています。

どうにかなる精神ということなのですが、

「どうにかなる」だといささか他力本願に聞こえるので、

私は「(自分で)どうにかする精神」と捉えています。


未来の自分を信じる覚悟


そのどうにもならなそうな時の

未知の自分に賭けるというか、

その時の自分を信じてみる、そういう覚悟です。

その覚悟が決まっていれば、ある意味では無敵です。

一見すると身の丈に合っていないことでも果敢に挑戦できます。

挑戦した結果が望ましいものでなかったとしても、その過程の中で、

挑戦する前には考えつかなった選択肢を思いついたり、

見えていなかったものが見えてきて、新たな展望が生まれることもあると思います。

挑戦したという自信が生まれ、挑戦前より強いマインドを手に入れているかもしれません。

このやり方ではダメだったという結果も、この目標を掲げ続けて良いのか否かの判断も、

新たな選択肢も、自信も、

挑まなければ得られないものです。

その場を動かないでいれば、何かを失うことはないかもしれませんが、

何かを得ることもできません。


身の丈以上の挑戦がもたらす効用


今考えれば、私の場合も最初の目標は身の丈に合っていなかったと思います。

でも、だからこそ、オランダの歯科医師国家試験に結果的に合格できたと思います。

はなからオランダの歯科医師免許取得だけを目指してオランダに来ていたら、そこに辿り着く前に挫折していたかもしれません。

勿論、これはたらればの話なのでそうじゃない可能性もあります。

逆にもっと早くオランダ歯科医師免許試験に合格できていたかもしれません。

でも、その場合は自分の気持ちにはわだかまりが残ったままだったでしょう。

オランダの医学部に挑んでみて、コテンパにやられて、歯が立たないと身をもって知ったからこそ、

全身全霊でオランダ歯科医師免許試験に注力できたのだと思うし、

絶対に獲って帰らねばならない! 

というマインドに成れたと思います。

最初に掲げた無理かもしれない目標に、これはもうダメだと身をもってわかるまで挑んだからこそ、

今の成果に心から満足できるのだと思います。

たとえそれがプランBだとしても、プランAに体当たりしたからこそなしえたプランBだからです。


5年前の不安は、

どうにかする精神で、

どうにかなりました。笑


海外で医療者として働くための道!シリーズの記事はこちらから↓
http://www.chiptankoyama.com/category/海外で歯科医師として働く/


おすすめの本↓